高野山会議のポスターは、先端アートデザイン分野特任准教授の伊藤志信さんのデザインです。

伊藤志信
「2022年のグリーンから始まって2025年に向けて寒色系から暖色系に変化していく色の流れを考えました。それと五大色を参考にしています。
真言密教では色に深い意味が込められており「五大色(ごたいしき)」と呼ばれているもので、色の根本を現しています。青・黄・赤・白・黒が基本となる五色ですが、青の代用に緑、黒の代用に樺色や紫を使うことがあるようです。(日根さんより)また空海がもたらした密教の教理に基づいて作られた形状「五輪の塔」の構成要素は「地・水・火・風・空」を表し、宇宙を構成する5つの元素、大日如来の真言をを表しており、それにも準じている所があります。」

2021および2022
グリーン 自然を表す緑・高野山の緑 / 下記青色と同じ意味である。

2023
ブルー青色(しょうじき)緑の背後や上空にある空・高野山の空 / 心乱れず穏やかな状態で力強く生き抜く、定根(じょうこん)・禅定(ぜんじょう)を表す、悪しきものを調伏する力がある。時間空間を超えた無限の広がり、底知れない包容力を表す。

2024
 Terra_ブラウン(おうじき)人間が立つ大地 / 堅固な徳を現す色。福徳、繁栄をもたらす色である。豊かな姿で確固とした揺るぎない性質を表す。

2025(予定)
ボルドー赤色(しゃくじき)“日出づる国”、博愛と活力を意味するボルドー、赤 / 燃焼の色で、和合や親睦をもたらす色である。